先に結論

適正回数は一律ではありません。練習後も元気があり、睡眠と学校生活を保てて、本人が次の練習を嫌がっていないこと。この3点を週ごとに見ながら調整するのが現実的です。

回数より、1週間全体の負荷を見る

チーム練習、スクール、自主練、試合は負荷が違います。週4回でも短い技術練習が中心なら余裕がある子もいます。週2回でも試合が続き、移動が長ければ疲れます。カレンダーに全部並べ、強度の高い日が連続していないかを確認します。

増やしてよいサイン、減らしたいサイン

本人が楽しみにしていて、帰宅後の食事や睡眠が安定し、痛みを抱えていないなら続けやすい状態です。朝起きにくい、イライラが増える、学校や遊びの時間が崩れる、痛みを隠すといった変化があれば、一度予定を減らして様子を見ます。

複数の場に通うなら役割を分ける

チームは試合と仲間との連係、スクールは個人技、自主練は本人の課題というように、目的が重ならない方が時間を生かせます。同じ内容を詰め込むより、何を伸ばす時間かを明確にします。

海外にも一つの正解はない

『ブラジル式』『ヨーロッパ式』と国名だけで週何回と決められるものではありません。同じ国でも、地域のクラブ、育成アカデミー、学校、自由な遊びでは環境が違います。海外例は回数の正解ではなく、子どもへの関わり方を考える参考として見ます。

欧州のグラスルーツは楽しさと年齢適合を重視

UEFAは子どもの指導で、楽しさ、参加、安全、子どもに合った活動を重視しています。ドイツ協会も、子どもの発達段階に合わせ、たくさんボールへ触れられるゲーム形式を中心にしています。大人のような長時間・高強度の練習を毎日課すという考え方ではありません。

ブラジルも『毎日ハード』と一括りにしない

ブラジルは自由な遊びや少人数ゲームの印象が強い一方、CBFの指導者教育は子ども・U-11の導入段階に合う指導を扱っています。近年の育成議論でも、競技日程と学校教育の両立や、選手を中心にした環境づくりがテーマです。毎日追い込むことをブラジル式と考えない方が安全です。

世界に共通しやすいのは、量より質と継続

FIFAは才能育成で、年齢に合った質の高い練習へ繰り返し触れる重要性を示しています。一方、グラスルーツでは楽しさと参加が土台です。短い自主練や公園での自由なボール遊びも一回として数え、組織練習の回数だけを増やさない考え方が現実的です。

毎日ボールを触ることと、毎日追い込むことは違う

10分ほど自由にボールを触る日と、試合や対人を含む高負荷の日は分けて考えます。本人が遊びとして触りたい日は止める必要はありませんが、疲労がある日に課題としてやらせる必要もありません。週の中に完全休養か軽い日を作ります。

わが家で感じたこと

わが家ではチームに加えて複数のスクールへ通っています。回数が多い分、本人のやる気が低い日に親が課題を押し込むと、サッカーそのものが負担になりやすいと感じます。予定を増やす判断と同じくらい、休む判断も必要です。

月1回、親子で見直す

『楽しい練習はどれか』『しんどい日はいつか』『今できるようになりたいことは何か』の3つを聞きます。答えが変われば予定も変えてよいと考えると、固定した回数に縛られにくくなります。

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