腕に当たっただけで自動的にハンドではありません。意図的に腕をボールへ動かした、または腕で体を不自然に大きくした場合が基本の反則です。GKが手を使えるのは自分のペナルティーエリア内ですが、味方が意図的に足でGKへ蹴ったボールや、味方のスローインを直接受けたボールは手で扱えません。
腕に当たっただけでは全部ハンドにならない
競技規則は、手や腕にボールが触れるすべてを反則とはしていません。至近距離から偶然当たった場面などは、腕の位置と選手の動きを含めて主審が判断します。
ハンドになる基本① 腕をボールへ動かした
選手が手や腕をボールの方向へ動かし、意図的に触れたと判断されればハンドです。ボールが腕へ来たのか、腕をボールへ出したのかを見ると理解しやすくなります。
ハンドになる基本② 体を不自然に大きくした
そのプレーの動きとして自然とはいえない位置へ腕を広げ、ボールに触れた場合も反則になります。腕が体から離れているだけで機械的に決まるのではなく、その場面の体の動きとして正当かを主審が判断します。
肩と腕の境目は脇の下が目安
ハンド判定でいう腕の上限は、脇の下の最も奥の位置までが基準です。肩の上部に当たったように見える場面と、上腕に当たった場面を分けます。
GKが手を使えるのは自分のペナルティーエリア内
ゴールキーパーも自分のペナルティーエリア外では、他の選手と同じハンドの規則が適用されます。ペナルティーエリアの境界線はエリアの一部なので、ボールが線上にあればエリア内として扱います。
味方が意図的に足で戻したボールは手で取れない
味方選手がGKへ意図的にキックしたボールを、GKが自分のペナルティーエリア内で手や腕で扱うと間接フリーキックになります。一般に『バックパス』と呼ばれますが、前向きや横向きのパスでも条件は同じです。
味方のスローインを直接手で取るのも反則
味方がスローインしたボールをGKが直接手や腕で扱った場合も、相手チームの間接フリーキックです。一度ほかの選手が適正にプレーした後であれば、その後の状況で判断します。
頭・胸・膝からのボールは原則扱える
味方が通常のプレーでヘディング、胸、膝などを使って送ったボールは、GKが手で扱えます。ただし、足で浮かせて頭で戻すなど、バックパス規則を避けるための意図的なトリックは反則です。
バックパス反則は間接フリーキック
味方の意図的なキックやスローインをGKが手で扱った時は、ハンドによる直接フリーキックやPKではなく、相手の間接フリーキックで再開します。主審が片腕を上げているのが間接フリーキックの合図です。
GKがボールを持てる時間は8秒
2025/26競技規則では、GKが自分のペナルティーエリア内で手や腕でボールを8秒を超えてコントロールした場合、相手チームにコーナーキックが与えられます。主審は最後の5秒を手でカウントダウンします。
観戦では『当たった』より状況を見る
まず腕をボールへ動かしたか、体を不自然に大きくしたかを見る。GKなら次にエリア内か、味方が足で意図的に戻したかを見る。この順番なら、腕に当たっただけでハンドと決めつけにくくなります。
大会要項と主審の判定を優先
基本規則は少年サッカーでも同じですが、大会独自の運用が設けられる場合があります。また、意図や腕の自然さは映像でも意見が分かれる判定です。現場では大会要項と主審の判定を尊重します。
