最初は『足元に止める』、次に『左右へずらす』、最後に『前へ運んでパス』の順で十分です。コーンで次のプレー場所を示し、受ける前に一度顔を上げる。速さより、次の動作が止まらず続くタッチを左右両足で積み重ねます。
ファーストタッチは次のプレーの準備
ボールを受けた瞬間の一回目のタッチを、次のパス、ドリブル、シュートにつなげる技術です。足元へ収めるだけでなく、相手から遠い側や空いている方向へ置くことも含みます。
用意する物と安全な場所
ボール1個、コーンまたは目印2〜3個、壁かリバウンダーを使います。壁打ちが禁止されていない場所を選び、人や車、窓へボールが抜けない向きを確認します。親子で行う場合は3〜5mほど離れて優しく転がします。
準備① 受ける前に首を振る
ボールが来る直前に左右を一度見てから受けます。最初は親が右か左を指さし、子どもが声に出してからトラップする形でも構いません。見る動作とボールコントロールを分けずに練習します。
準備② 半身で待つ
正面を向いて両足をそろえるのではなく、次に進みたい方向へ少し体を開きます。膝を軽く曲げ、足裏だけに頼らず、インサイドで触りやすい準備を作ります。
1分目:足元へ止める
壁へ弱くパスし、返ってきたボールをインサイドで体の近くへ収めます。右足10回、左足10回。ボールを踏んで止めるのではなく、足を少し引いて勢いを吸収します。
2〜4分目:左右のゲートへ運ぶ
自分の左右1mほどにコーンでゲートを作ります。返ってきたボールを右のゲートへ一回で置いてパス、次は左へ置いてパス。右足だけ、左足だけ、自由の順で各1分行います。
5〜7分目:逆足側へファーストタッチ
右から来たボールを左足側へ、左から来たボールを右足側へ運びます。足元を横切らせる時はボールが体から離れすぎないようにし、二回目のタッチですぐパスできる距離へ置きます。
8〜10分目:前を向いて加速する
壁や親からのパスを少し斜め前へファーストタッチし、コーンを越えて2〜3歩運びます。折り返して再びパス。試合で相手を外した後の前進をイメージします。
一人練習は100回より成功10回
雑なタッチを長く続けるより、狙ったゲートへ10回中何回置けたかを数えます。左右それぞれ7回成功したら距離やパス速度を少し上げます。失敗が増えたら元へ戻します。
親子パスでは強さと方向を変える
最初は正面へ転がし、慣れたら右足側、左足側へ少しずらします。浮き球は別の技術になるため、まず地面を転がるボールで、受ける前に見る・体を開く・次へ置く流れを作ります。
よくある失敗① ボールだけを見る
受ける瞬間にボールを見ることは必要ですが、来る前からずっと下を向くと周囲を確認できません。パスが出る前とボールが移動中に一度周りを見て、最後にボールへ視線を戻します。
よくある失敗② 強く蹴って追いかける
ファーストタッチが大きすぎる時は、足を振って蹴るのではなく、触る面を作って進行方向へ押し出します。最初はコーンまで1mほどにし、成功したら距離を広げます。
上達の目安
止めた後に足が止まらない、二回目のタッチがすぐ出る、顔を上げられる、左右どちらにも運べる。この4点ができれば、回数より試合で使えるファーストタッチへ近づいています。
